z80oolong/appimage -- Linuxbrew に導入したアプリケーションから AppImage パッケージを生成する為の brew の拡張コマンドを導入するための Tap リポジトリ
Linuxbrew とは、Linux の各ディストリビューションにおけるソースコードの取得及びビルドに基づいたパッケージ管理システムです。 Linuxbrew の使用により、ソースコードからのビルドに基づいたソフトウェアの導入を単純かつ容易に行うことが出来ます。
また、 AppImage とは、 Linux 系 OS において、各種ディストリビューションの差異に関わらず、如何なる環境においてもアプリケーションの正常な動作を目指したアプリケーションの配布形式の一つです。同様な目的及び目標を持つアプリケーションの配布形式として、 snap や Flatpak 等が挙げられます。
AppImage は、 snap や Flatpak と異なり、 root 権限を取ること無く、パッケージファイルとして配布されている AppImage ファイルに実行権限を付与し、 AppImage ファイルを直接実行することにより、適切にアプリケーションを実行させることが出来るのが特徴です。
この Linuxbrew 向け Tap リポジトリは、 Linuxbrew 上に導入した各種アプリケーションから、アプリケーションを起動するための AppImage ファイルを生成するための brew
拡張コマンドを導入するための Linuxbrew 向け Tap リポジトリです。
なお、本リポジトリには、 AppImage ファイルを生成するためのアプリケーションである appimagetool
を導入するための Formula も同梱されています。
まず最初に、以下に示す Qiita の投稿及び Web ページの記述に基づいて、手元の端末に Linuxbrew を構築し、以下のように brew tap
コマンドを用いて本リポジトリを導入します。
- thermes 氏による "Linuxbrew のススメ" の投稿
- Linuxbrew の公式ページ
そして、本リポジトリを以下のようにインストールします。
$ brew tap z80oolong/appimage
なお、本リポジトリに含まれる brew
の拡張コマンド及び Formula の一覧及びその詳細については、本リポジトリに同梱する CommandList.md
, FormulaList.md
を参照して下さい。
また、 CommandList.md
にて詳述する通り、 Linuxbrew の Formula によって導入されたアプリケーションから AppImage ファイルを生成する場合は、 brew appimage-build
コマンドを用います。
しかし、大部分のアプリケーションに関しては brew appimage-build
コマンドに、 AppImage ファイルの構築に関する具体的な設定及び処理に関する手順を定義するための AppImage::Builder
クラスの派生クラスを記述した Ruby スクリプトファイルを -r, --load-file
オプションを指定して読み込ませる必要があります。
上述の詳細については、本リポジトリに同梱する MethodList.md
を参照して下さい。
その他、本リポジトリ及び Linuxbrew の使用についての詳細は brew help
コマンド及び man brew
コマンドの内容、若しくは Linuxbrew の公式ページを御覧下さい。
まず最初に、各種ディストリビューションの差異に関わらず、如何なる環境においてもアプリケーションの正常な動作を目指したアプリケーションの配布形式である AppImage を開発した AppImage の開発コミュニティの各位に心より感謝致します。
そして、Linuxbrew の導入に関しては、 Linuxbrew の公式ページ の他、 thermes 氏による "Linuxbrew のススメ" 及び Linuxbrew 関連の各種資料を参考にしました。 Linuxbrew の開発コミュニティ及びthermes 氏を始めとする各氏に心より感謝致します。
そして最後に、 AppImage に関わる全ての皆様及び、 Linuxbrew に関わる全ての皆様に心より感謝致します。
本リポジトリは、 Linuxbrew の Tap リポジトリの一つとして、 Linuxbrew の開発コミュニティ及び Z.OOL. (mailto:[email protected]) が著作権を有し、Linuxbrew のライセンスと同様である BSD 2-Clause License に基づいて配布されるものとします。詳細については、本リポジトリに同梱する LICENSE
を参照して下さい。