パーソナライズされた防災情報の提供について

[yujihiki]

政策ビジョン

医療・防災

政策

住民１人ひとりに合ったパーソナライズ防災情報を平時に提供することで、住民の自助・共助を強化します。具体的には、住んでいる場所や家族構成に応じて最適化された以下の情報を提供します。

• 可視化されたハザードリスク
• ハザードリスクや家族構成を加味した、優先すべき防災アクション
• 在宅避難も含めた、一人ひとりの適切な避難計画
• 災害要支援者の個別避難計画とそのサポートに関する情報
• 都や自治体で実施している防災の助成制度の情報（耐震化促進、不燃化促進、備蓄促進など）

必要だと思ったきっかけ

防災は、住んでいる場所や家族構成等によって対策すべき内容が異なってくるため、それぞれの行動変容を促すためには、一人ひとりに寄り添った啓蒙をすることが重要。
これまでは自治会などの自主防災組織や消防団などによるコミュニティからの案内が平時の啓蒙活動の中心として行われてきた一方で、これらのコミュニティは地域の担い手不足や世代間ギャップなどによって持続的な活動することの難易度が上がっている。
そこで都としてパーソナライズされて住民一人ひとりが何を実施すべきなのかをわかるサービスを提供することで、住民一人ひとりの自助共助を強化するとともに、コミュニティ運営のサポートを実施できると考える。

なぜ必要か

• 東京都は、人口密度の高さに加えて、人口流動性が高く、地域コミュニティとの接触機会が少ないため、災害に対して多くの脆弱性がある
• 一方で公助としてサポートできる部分では限界があり、住民の自助・共助を推進することで効果的に災害時の被害の低減に繋げることが重要なため

この Issue で議論したいこと

No response

調べたこと（裏付けとなる事実・ファクト）

• 台湾の內政部消防署が運営する全民防災e點通
• 総務省消防庁 第 6章 東日本大震災を踏まえた課題への対応
  • 住民の防災意識の向上と共助体制の強化
• 内閣府　防災基本計画 (PDF形式：2.0MB)
  • 地方公共団体等は、住民に対し、災害時のシミュレーション結果等を示しながらその危険性を周知するとともに、以下の事項について普及啓発を図るものとする。
  • 「最低３日間、推奨１週間」分の食料、飲料水、携帯トイレ・簡易トイレ、トイレットペーパー等の備蓄、非常持出品（救急箱、懐中電灯、ラジオ、乾電池等）の準備、自動車へのこまめな満タン給油、負傷の防止や避難路の確保の観点からの家具・ブロック塀等の転倒防止対策、飼い主による家庭動物との同行避難や指定避難所での飼養についての準備、保険・共済等の生活再建に向けた事前の備え等の家庭での予防・安全対策
  • 警報等発表時や緊急安全確保、避難指示、高齢者等避難の発令時にとるべき行動
  • 避難行動への負担感、過去の被災経験等を基準にした災害に対する危険性の認識、正常性バイアス等を克服し、避難行動を取るべきタイミングを逸することなく適切な行動をとること
  • 指定緊急避難場所、安全な親戚・知人宅や職場、ホテル・旅館等の避難場所、避難経路等の確認
  • 様々な条件下（家屋内、路上、自動車運転中等）で災害時にとるべき行動、避難場所や避難所での行動
  • 災害時の家族内の連絡体制等（連絡方法や避難ルールの取決め等）について、あらかじめ決めておくこと
  • 広域避難の実効性を確保するための、通常の避難との相違点を含めた広域避難の考え方
  • 家屋が被災した際に、片付けや修理の前に、家屋の内外の写真を撮影するなど、生活の再建に資する行動

自由記述欄

No response