コーディングルール作成の考え方 #827
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コーディングルール作成の方針
はい、その通りです。まったくご主人のおっしゃる通りです。論文中でコーディングルールを開示し、その意図を説明しさえすれば、どんなコーディングルールを作るのも自由です。 一般的には、分析の段階1(自動的に取り出した語の分析)の結果を参考にしたり、分析者の仮説や問題式にもとづいてコーディングルールを作成する場合が多いでしょう。 こちらの議論もご参考になるやもしれません。 詳しくはKH Coderの本の1章と2章をご参照ください。修士論文にお使いになる院生さんということでしたら、1章から3章までお読みいただいても損にはならないのでは…と思います。 コーディングルールを作成するのか?なお、分析の段階1(自動的に取り出した語の分析)の後、段階2(コーディング)は行わずに、質的な解釈を行う場合もあります。コーディングによって分析結果を整理できたり、問題意識にそくした分析をできたりするのでなければ、無理にコーディングを行う必要はありません。 インタビューを分析した例としては、こちらの論文をお読みなるとよいかもしれません。 修士号を無事に手にされましたら、ぜひ論文情報をこちらのフォームからご記入ください。研究事例リストのページに掲載させていただければと存じます。 |
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樋口先生 丁寧な回答をいただき、ありがとうございました。 |
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お世話になります。mituhasiと申します。
初歩的な質問で大変申し訳ありません。
昨日、主人が代わりにコーディングルールの仕様について質問させていただきましたが、
私は大学院修士課程でインタビューの発言録を分析に掛けたく行っております。
仕様以外に、その中でコーディングルールを用いてカテゴリごとの傾向を見たく考えているのですが、
コーディングルールの作成のやり方は、あくまでも分析者の主観と仮説に基づいて設定するものなのでしょうか?インタビューなどの場合はこういう観点など決まりや一般的なルールはあるのでしょうか?
主人は「そんなの決まりはない。分析者主観によるもので、それをソフトウェアに委ねるのはおかしい」と言っていますが、指導教授はテキストマイニングについて専門外であるのですが、コーディングルールの作成のあるべきやり方について聞いていて回答に困っています。
分析者によると回答がいただければそれで結構ですし、なにか一般的なコーディングルール作成のやり方があればご教授いただければ幸いです。
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