WSL環境をdotfilesで整えたい場合、さきにinstall-win.ps1
を実行することをオススメします。 理由は以下の3つです。
- WSLを自動インストールしてくれる
- gitなどの前提コマンドを手動でそろえなければならない
- scoopが環境変数に登録されていること(これを使ってWSLからwindowsのユーザー名を取って、windowsのdotfilesにシンボリックリンクをつなげています)
ただしこれらをすでにお持ちの場合、実行するのはたやすいでしょう。
- WSLについてはまずWindows側の$HOMEにdotfilesを
git clone
してくる必要があります。 - さきに
install-win.ps1
を実行した場合、この操作はすでに自動終了しているので必要ありません。
git clone https://github.com/SARDONYX-sard/dotfiles.git $HOME/dotfiles
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windowsと違い、今回はこれがセットアップの中核を担うファイルとなります。
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引数にzshの文字列を渡すとzshに切り替えられます。
sudo bash install-wsl.sh zsh
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WSLまたはLinuxのターミナルで以下のコマンドを実行します。
sudo bash install-wsl.sh
- このファイル内では、WSLかLinux自体か、Msys2かを自動判別してシンボリックリンクを繋ぐフォルダーを動的に決定しています。
決定した値はHOME_DIR
変数に格納します。
Linuxの場合: $HOME_DIR = /home/linux username/
WSLの場合: $HOME_DIR = /mnt/c/Users/windows username/
Msys2の場合: $HOME_DIR = /c/Users/windows username/
- WSLの場合はscoopの環境変数から割り出したWindowsの$HOMEディレクトリを使って、シンボリックリンクをつなげます。
管理マネージャーをbashでインストールし、核管理マネージャーで便利なパッケージをインストールします。
linux/bin/installerにはいくつかのパッケージのインストーラーが置いてありますが、これらはお好みでいれられます。
いれたくないパッケージがある場合、こちらのファイルへ赴き、コメントアウトをしてください。
パッケージの例:
- aptによる便利なパッケージ群
- asdfによるプログラミング言語のインストール
- homebrew によりoh-my-poshをインストール(ターミナルのデザインを変えるため)
- rustupのインストール(cargoにより
procs
などのより速いコマンドを使うため、rustを使うため) asdfでの管理もできますが、rustupの利便性に軍配が上がるため、その必要はないと判断しました。